国際司法共助による送達書類のポルトガル語翻訳

 

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ご依頼の経緯

ご依頼のスタートは数年前にさかのぼります。

開発予定の不動産の相続手続きで、当初は、ブラジルに相続人がいるらしい、というお話から始まりました。

いただいた情報を元に当事務所で調査をした結果、ブラジルに住む相続人の一人と連絡が取れるようになりました。

そして、ブラジルに住む相続人が20数名も存在することが判明しました。

相続手続きに関わっていた企業様と弁護士の方から、引き続きブラジルの相続人への連絡や書類収集、ポルトガル語の翻訳のご依頼をお受けしました。

手続きを進めていくと

ブラジルにいる相続人の多くの方とは、必要書類を取り付けることができましたが、一部の相続人について解決されることがなく、訴訟となりました。

ブラジル国の外務省を通じて訴訟関係書類の送達がされ、今年に入って、ブラジルから嘱託の報告がありました。

外交ルートでブラジルから日本に送付

ブラジルの官公署や外務省から送られるポルトガル語の書類に日本語訳が付いておらず、日本語への翻訳を行いました。

ブラジルの高等司法裁判所の送達の嘱託に関する決定書や、ブラジルの法務省・公安局から日本の外務省に宛てた国際司法共助の要請に関する内容、ブラジル外務省から在ブラジル日本国大使館への口上書に関する報告など、外交ルートで出された文書や添付書類などです。

こうした官公署の間のやり取りには、独特の言い回しがあり、日本語でしっくりくる言葉を選びながら翻訳を完成させました。

ちなみに。

ブラジルへの送達には、1年以上を要すると聞いたことがありますが、コロナ禍があったからでしょうか、それ以上に年月を要しています。

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